石上純也-建築のあたらしい大きさ

「石上純也-建築のあたらしい大きさ」企画展が、豊田市美術館で9/18から行われており、9/19は石上さんの講演会も企画されていたので、さっそく行ってきました。実は行く前の朝の新聞で展示の1つが壊れたとの記事を読み、「えっ」とは思いましたが、内容はとても良くたくさんの刺激を受けることができました。
素粒子や分子と都市や自然環境、外部と内部、古いものと新しいもの、人工環境と自然環境などの対比するもの、現象を等価な存在と捉え、その境界をあいまいな存在としていく。
密集する既存の長屋の中に既存のスケールより極端に小さなスケールの住宅を作ることで、あらたに豊かな余白、環境、生活が生まれる。
建築学会賞の神奈川工科大学KAIT工房についても解説があり、ここでも部屋(内部)と全体(外部)を等価と捉え、どこにいても全体を感じることもできるように計画されているそうです。305本の柱が一見ランダムに並んでいて、壁のない工房ですが、実は柱一本毎に何度もシュミレーションを行い意図をもって配置してはあるが、その場においてはその柱の存在は分からないように計画されていて、実際そのように感じるそうです。(行って体感してみくなりました。)
などなど、気づかないうちに硬くなってしまった私の思考をぐるぐるとかき混ぜてもらいました。
ちなみに倒壊した作品の修復は、石上さん曰く「ポジティブにインスタレーションの一部であると考えてもらえれば」とのことでした。(確かに修復作業も一見の価値ありかも)
これに関しては、再入場券をもらいましたので、また見に行こうと思います。
※修復の終了は豊田市美術館のHPで告知するそうですよ。
豊田市美術館の作品ではないですが、ビエンナーレでの製作風景だそうです。→→石上純也によるヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展でのインスタレーション動画
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講演会と運動会

明日は、私の気になる建築家のひとり「伊礼智」さんの講演会が、岐阜で行われる予定です。伊礼さんのブログで告知されて、早々に講演会の申し込みをしたのですが、残念ながら明日は上のムスメの運動会、毎日がんばって練習をして楽しみにしているし、「お父さん見に来てね。」と言われてしまうと、行かない訳にはいきませんので、非常に残念ですが講演会をあきらめました。伊礼さんが設計する住宅には、いろいろ細かい工夫があり、いろんな心地よい居場所があり、住んでみたいと思わせる魅力があると思います。また、そんな工夫をしているのですが、講演会の題目でもある標準化を進めようともしている。是非その考えを聞いてみたかった・・・、今度伊礼さんの実作も見てみたいです。
プリンとロールケーキ

新しいもの好き、甘いもの好きの妻に「岐阜になめらかプリンの開発者のお菓子やさんができたんだって」って、教えたら、行ってみよう!!ということになり、先日行って来ました。『Plesic(プルシック)』
建物は岐阜で活躍されている多田直人さんの設計で、実はそちらも気になり行って来ました。四角いけど角のない丸い小さな可愛らしいお店と工房でした。


さっそく所プリンと所ロールをいただきました。
所プリンはとってもなめらかであまーいんだけど、甘すぎない、バニラが効いてるプリンでした。所ロールはキメが細かく、しっとりもっちりの生地に、生クリームがいっぱいで、口の中で絡み合って、こちらもほど良い甘さで、美味しくいただきました。