南海トラフ巨大地震の被害想定結果 岐阜市版

被害想~1
岐阜市の防災対策課から2013年7月30日に「南海トラフ巨大地震の被害想定結果の概要」が発表されました。左が地震動予測図で右が液状化危険度予測図です。図の赤い方が震度が強く、青い方が低くなります。液状化については、赤い方が液状化の可能性が高く、青い方が低くなります。詳しい結果の概要は岐阜市のホームページに記載があるので省略しますが、右の図から市の南部、特に市を東西に通るJR東海道本線と高山本線より南部はほぼ黄色から赤に近く、液状化の可能性が高い地域に属しています。今までも話には良く聞きますし、実際該当地域では杭工事なども行いましたので、わかってはいましたが、こうして色分けした図で見ると分かりやすいですね。土地購入を考えている方や建替えを検討している方は、参考にしてみて下さい。
出典:岐阜市防災対策課「南海トラフの巨大地震等の被害想定調査結果について」、被害想定調査報告書概要版pdf

木材利用ポイント 番外編

木材利用ポイントについて書いていたら、3回目になってしまいました。
ここまで来たらもう1回、番外編です。

木造利用ポイントをうまく利用するには
まず新築・増築ならば構造部材の過半は対象地域材でつくり30万ポイントを取得しましょう。
内装の木質化については、30万ポイント取得することに力を注ぎ過ぎず、全体の仕上がりバランスを見ながら上手にポイント所得を目指すのが良いでしょう。腰壁を板張りもわるくはないですが、登録された材料という制約のなかで針葉樹合板の塗装仕上げというのも、コストを抑えてありだと思います。
また外装木質化の登録材料、実はサイディングなんです!これには驚き!国産材端材チップを材料としてるからだそうですが、やっぱり木材を使う以上、木材の持つ特性や風合いも活かしていきたいと思います。焼杉を外壁の仕上げ材として利用するのもありだと思います。誰かやりませんか(笑)
PICT0133_R.jpg
林野庁:木材利用ポイント事務局への電話確認事項
Q1:対象地域材の使用量は主要構造材の過半使用なのか、定められた使用量なのか?
A1:定められた使用量以上であれば良い。(その量がほぼ過半とみなしているとの見解)
Q2:内装の木質化は天井材も含むのか? A2:天井材は対象外です。
Q3:内装壁に合板を使った場合、別の材料(例えばクロス)で覆ってしまっても良いか?
A3:ダメです。木目が表面に現れなければ認められない。
Q4:外壁に対象地域材の杉を焼杉として利用するのは認められるか?
A4:認められます。

木材利用ポイントの木材使用量

前回木材利用ポイントを利用するポイントを記事に書きましたが
実際利用するには、どれくらいの木材を使用すればよいのでしょうか?

まず(1)木造住宅を新築・増築する時について考えてみましょう。
ポイントを取得するために定められている木材使用量は
延べ床面積  対象地域材の使用量
80m2未満       → 4m3以上
80以上95m2未満   → 5m3以上
95以上110m2未満  → 6m3以上
110以上125m2未満 → 7m3以上
125m2以上      → 8m3以上

この数字を見ても全くピンとこないので、延床面積40坪(約132m2)の木造2階建て住宅を例に挙げてみます。
1戸に使用する木材の量は132m2×0.191m3→ 約25m3となります。
(参考資料:日本木材総合情報センター「木材需要動向分析調査」、全国木材組合連合会「木材Q&A」より、木造軸組工法住宅の床面積1㎡当たりの木材使用量は0.191m3)

ということで、全体約25m3使用するうちの8m3以上を使用すれば、30万ポイントを取得できることになります。いかがですか?クリアするのは難しい数字でないことが良くわかると思います。

次に(2)内外装材を木質化する場合はどうでしょうか
こちらは部位別、新築・リフォーム別で取得ポイントが分かれています。
[内装床]の定められている木材の使用量は
新築・増築9m2→21,000ポイント 以降3m2増えるごとに7,000ポイント加算
リフォーム9m2→30,000ポイント 以降3m2増えるごとに10,000ポイント加算

LDK18帖+10帖+6帖+6帖(40帖=約66m2)の床を木質化と仮定すると
新築・増築 66m2/3m2×7,000=154,000ポイント取得
リフォーム 66m2/3m2×10,000=220,000ポイント取得

[内壁]の定められている木材の使用量は
新築・増築9m2→15,000ポイント 以降3m2増えるごとに5,000ポイント加算
リフォーム9m2→21,000ポイント 以降3m2増えるごとに7,000ポイント加算

内装床木質化部分の腰壁1mを木質化すると仮定すると
腰壁の総延長は約52mなので内壁木質化は約52m2
新築・増築52m2/3m2≒17.3→17×5,000=85,000ポイント取得
リフォーム52m2/3m2≒17.3→17×7,000=119,000ポイント取得

【内装木質化の合計】
新築・増築 154000+85000=239,000ポイント取得
リフォーム 220000+119000=339,000 → 上限の30万ポイント取得

合計からリフォームでは上限30万ポイントを取得することはできそうです。
内装木質化はリフォーム向きのポイントであるといえます。

木材使用量の視点から木材利用ポイントを考えた結果
(1)木造住宅の新築・増築については30万ポイントの取得は特に問題なくクリアできそうです。(2)内外装の木質化については、リフォーム向きのポイントであること、使用する部位や面積、使用方法の工夫が必要そうな感じです。
この記事を読んで、木造の住宅を国産材で、地域材でつくりたいと思っている方は、この制度の利用もポイントのひとつですっ!!
今回もながーくなってしまいましたが、ありがとうございました。

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suke

岐阜を拠点に丁寧に素直に住宅の設計
家づくりをしています。
suke blogではスケナリダイシュウの
日々を徒然と書いてます。

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